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アポ小説5巻半ばまで読んでのモーさんの話

1日で2つ更新ですよー大した内容ではありませんが!

春頃(確か)に買ってアニメに追いつかれないくらいのスピードでだらだら読んでるアポの小説…今日5巻の、モーさんのラストバトルあたりまで読み終わりました。ご存知の人もいるかもしれませんが私はモーさんことモードレッドが大のお気に入りで、えふじーおーでも溺愛しマイルームにほぼ毎日置いているそんな感じです。そんな私にとってアポ小説は彼女を多く知ることができる貴重な資料でもありました。特に5巻は本当に色々こみ上げるものがあってやばかったです。

ということで5巻までのモーさんを知って思ったことを、語彙力しんだ状態ながら書きつらねていこうと思います。考察という御大層なものではなく、私がこうだったのかなああだったのかなと思ったことを書いていくだけです。当然のごとくネタバレの嵐なのでアニメ追ってる勢やネタバレ嫌勢は回れ右しような

とりあえず真っ先にこれは言わせてくれ。モーさんあまりに純粋でいい子すぎやしないか???

元々彼女はホムンクルスであり、同じホムンクルスであるジークくんを見る限りでは、彼女もまさに無垢の塊であったと思われます。そんな彼女がなぜ王になることを追い求めたのか。その答えが5巻には書いてありました。孤独に人々の上に立つ自分の父。アーサー王が孤独ではないことを教えてあげたかった、自分が王になることで父が持つ孤独から解放してあげたかった。それがモーさんが王になりたかった本当の理由だったと。結局は彼女の思いも王は受け入れず、ああいった結末を迎えるわけですが。

前々からモーさんてなんかこう不良ぶってるわりに根はいい子だよなとは思ってましたけどこれは……ただの親思いな幼子ではないですかやだー!心がつらい!ホムンクルス故身体の成長は早く、得る知識量も常人の比較にならないものだったのかもしれないけど、心だけはゆっくりゆっくり普通の人と同じように成長したのではないかと思います。だから彼女はいつも子供のような単純な思考で動いている。そして身体に見合わせた殺伐とした世界で人生の大半を過ごしたから、ある意味で純真無垢な面があり時に自分がどうしたらいいのかわからなくなることもあったのではないでしょうか。モーさんが王である父に抱いたひとつの願いは、小さい子が親の力になりたくて助けになりたくて、そっと袖を引くような本当に濁りのない透き通ったものであったと感じるのです。

「祝宴の時自分は兜を被っていたから参加できず見ているだけだった」という話をした場面、個人的にあれが胸を抉られましたね。そりゃ兜つけて身分隠していたら皆に混じってバカ騒ぎなんて難しいでしょうな。でも本当は他にも理由がある気がするんだ。それは、モーさんはそういった場での楽しみ方を知らなかったのではないかということ。祝宴を眺めて「楽しそうだ、自分も混ざりたい」ではなく「あれは何なんだろう、どうして皆は楽しそうなんだろう」って思っていたんじゃないかなと私は思います。彼女は世界を知らず、知らないまま命を終えていった……そう考えると召喚されて楽しそうにするモーさんの姿がいっそう眩しくて切ないものがあります。そんなモーさんがマスターの獅子劫に戦いが終わったら祝宴をしようと提案したのは、気の置けない人物と立場を気にせず自分のやりたいことをやりたいというささやかな思いが込められていたんだろう。かつてセイバーが士郎に会って過ごしたことで自分の道を見つけたように、モーさんも聖杯戦争に参加し獅子劫というマスターを得て、自分の答えを得たのは何より喜ばしいことと思う。彼が彼女と足並みを合わせ、手助けしたことでモーさんは自分の本当の気持ちを知ることができたのだ。つまり獅子劫さんめっちゃ良い奴。モーさんを大事にしてくれてありがとうとその一言に尽きる。

そして戦いを終え、王の最期を垣間見た彼女は、王が穏やかに眠る姿を見て安堵し静かに喜んだのだろう。壮絶に孤独に生きた父が絶望の中に命を落としたのではないと知って…。もうこのへん読んでると本当にモーさんが親思いの小さい子にしか見えないです。いや実際は暴れ馬みたいなどうしようもなく乱暴なところもありますけどね。根っこはそう簡単に変えられないものなんだよ。

えふじーおーでのモーさんが時々ものすごく子供っぽいことを言うのも腑に落ちました。だって彼女はそのまんま子供なんだからそりゃ子供っぽいこと言うわそうだわ。褒められたこともないからそりゃ褒めたら喜ぶし海なんて遊びに行ったことないんだから行ったらめっちゃはしゃぐだろうさ。

そんな純粋で何も知らなくてひたすらに澄んだハートの持ち主なモーさん、ますますすきになれました。小説でしか描かれない場面も多々あるから、アポに出てる鯖ですきな鯖がいる人はぜひ読んでみてほしいです。今はただただモーさんをぎゅってしたい。殴られるだろうけど。また創作で色んなとこに連れてってやったり色んな遊びをさしてやったりしたです。君は今を思いっきり楽しんでいいんだぞ!

というところでどうにもまとまりませんがモーさんについてとにかく話したいの会これにて終了です。お付き合い下さりありがとうございました。


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